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機能解説:任意画像表示機能

本ページでは、任意の画像を表示する「任意画像表示機能」について説明します。また、専用の画像登録ツールの使用方法も記述します。

機能の概要

任意の64x64ピクセルのカラー画像を本機に転送・登録し、MIDI音楽と同時に表示できる機能です。登録できる画像は32種類で、12bitカラー(RGB444)として表示されます。専用のSysExを送ることで登録した画像を呼び出し、本機画面に表示します。

本機能は本体ソフトウェアVer.1.1.0.a以降で使用できます。→本体ソフトウェアの更新

使用手順

本機能は、以下の手順で使用できます。

  1. SysExの「Image Transfer color 64x64」で、画像を本機のメモリに転送・登録
  2. SysEx「UI Type Set」で「任意画像表示画面」を選択
  3. SysExの「Image Draw 64x64」で登録した画像を呼び出して表示

※1. と2.は順番が入れ替わっても問題ありません

以上を行うMIDIファイルを、専用ツールで生成できます。(→「CureImageConv」のダウンロード)
ツールが起動できない場合の対処方法はこちら

ツール上に画像ファイル(BMP, JPEG, PNG)をドラッグ&ドロップすると、対応した形式であればリストに追加されます。試しに、「CureImageConv」のフォルダに同梱されている「テスト用画像1.png」~「テスト用画像3.png」を、ツールに登録してみましょう。

以下の例では、画面番号0~2に、テスト用画像1~3が割り当てられています。64x64ピクセルより大きい画像は、長辺が64ピクセルになるように縮小され、中央に配置されます。64x64ピクセルより小さい画像は、拡縮されず中央に配置されます。

CureSynthの画像

次に、右上の「MIDIファイル出力」をクリックし、保存先を選べばMIDIファイルが出力されます。

出力されたMIDIファイルを本機で再生すると、約0.5秒ずつ、リストに登録した順番で、本機の画面に画像が表示されます。

登録した画像は、SysExの「Image Draw 64x64」で表示することができます。

Image Draw 64x64
[F0H 00H 48H 05H 7FH 26H xxH F7H]
xxH:画面番号(00H-1FH)

本ツールの設定項目は次の通りです。

  • リセット命令を出力する
    • MIDIファイルの最初にリセット命令「CureSynth Reset」を挿入します。
  • UI変更コマンドを出力する
    • MIDIファイルの最初に、「UI Type Set」を「任意画像表示画面」に変更するコマンドを挿入します。
  • 描画コマンドを出力する。
    • MIDIファイルの最後に、画像を表示するコマンド「Image Draw 64x64」を挿入します。画面番号順に、240tick(約0.5秒)ずつ画像を表示します。SysExの入力が面倒な場合のコピペ元としてお使い下さい。

※チェックボックスを全てオフにすることで、画面番号に画像を転送するSysExのみ出力されます。他の楽曲に挿入する場合など、各コマンドが不要な際にお使い下さい。

注意事項

  • 画像の転送には多量のSysExによる通信が発生します。本機の画面に「Buffer FULL (>_<)」と表示された場合は、通信が捌ききれておりません。画像の転送時にはテンポを下げ、通信量を減らすことをお勧めします。
  • 通信速度の観点から、TRS-MIDI接続ではなくUSB接続をお勧めします。